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八丁堀の居酒屋で人気の栃木のしいたけ・・2

2020/01/09

50歳からシイタケの菌床栽培を始めた小川部会長は
「シイタケはとても繊細でなかなか思うようには出て
くれませんが、その分とてもやりがいのある作物だ
と思います」と笑みを浮かべます。


「シイタケが出たいなと思っている時に、ちゃんと
出ることができるように、よく観察し対応すること
が大切です。


ただシイタケの場合は『菌』ですので、目に見える
部分がすべてではありません。


見えない部分は想像しながら、手を掛けることが
重要です」と話します。


小川部会長のシイタケは大振りでとても肉厚です。
通常出荷されているものでも1個当たり50グラム
以上もあります。

 

験的にさらに大きなものにも挑戦しています。

小川部会長は「大きい物の方が絶対においしいと
思いますし、歯応えもアワビのようです。

 

店頭で見つけたら、ぜひ手に取ってみてください。

きっとおいしさに驚かれますよ」と胸を張ります。

 

▽可能性持つ栽培方法

 

「シイタケの菌床栽培は夢のある農業。

どんどん可能性を広げていきたい」と笑顔で話す、
JAしおのや菌床しいたけ部会の小川部会長

 シイタケは近年、低カロリーで健康食品と
しても注目されています。

 

また、空調施設を用いた菌床栽培は、大量に
高品質のシイタケを安定生産することもできます。

 

使用後の菌床を肥料として利用するなど、循環型
農業への可能性も見えます。小川部会長は
「農業を取り巻く状況は厳しく閉塞(へいそく)
感もありますが、シイタケの菌床栽培はまだまだ
大きな可能性を持っていると思います。

 

生産者と行政機関、JAなどが一体となって、
シイタケの菌床栽培を活用したプロジェクトなど
を行えればと思っています」と新
たな展開に期待を寄せていました。