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八丁堀の居酒屋で人気の栃木のしいたけ・・1
2019/12/27
JAしおのやの「菌床シイタケ」 肉厚でうま味たっぷり
冷暖房完備で年間出荷
独特の香りと歯ごたえ。たっぷりと含まれるうま味成分
グアニル酸は、かつお節のイノシン酸、昆布のグルタミン酸と
並び日本料理の三大うま味とされています。
おいしい上に低カロリーで食物繊維も豊富なシイタケは、
さまざまな料理で時に主役、時に名脇役として活躍します。
元々は日本の山に自生していたキノコの一つでしたが、
現在、流通しているシイタケはほとんどが栽培された
ものです。
主な栽培方法には、伐採したクヌギやコナラなどの丸太に
種菌を植える「原木栽培」と、ナラやクヌギなどの
おが粉とチップ、米ぬかなどの栄養体を混ぜて固めた
ブロックにシイタケ菌を植えて培養する「菌床栽培」
があります。
▽繊細だが魅力ある作物
県内有数の産地であるJAしおのやには、関東でも
指折りの規模を誇る「菌床センター」があり、管内の
農家に菌床を提供しています。この菌床を用いて、
同JA「菌床しいたけ部会」の部会員28人が、
産地自慢の「大ぶりで肉厚」なシイタケ作りに励ん
でいます。
同部会の小川修市(おがわしゅういち)部会長(63)
=さくら市上河戸=は、冷暖房が完備された空調施設
5棟とハウス2棟を使用し、約4万5千個の菌床で
シイタケを年間通じて出荷しています。
菌床センターから小川部会長の元に運ばれた菌床は
4カ月ほど寝かせ、菌床内にシイタケ菌を行きわた
らせます。
その後、発生が繰り返され、一つの菌床から約1キロ
ほどが収穫されます。