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八丁堀の牛タン居酒屋のブログ・・さんま不漁、その6

2019/12/10

消費者はそこまでサンマを欲していない?


一方、小松氏の主張に対して、当然ながら現場の漁師たちは
猛反発。前出の松岡氏は、港で聞いてきた彼らの声をこう
代弁する。


 「大規模化するにしても、漁師は高齢化が進んでいて、
経営面でも肉体面でも体力がなく、大型船で洋上で戦えるか
と言われたら厳しい。


船を造るにも1~2年かかるし、注文が立て込めば10年待ちも
あり得る。


そこまで待てる漁師がどれだけいるでしょうか」


 さらに松岡氏は、供給サイド以上に、「国民は果たして
サンマを食べたいのか?」という需要サイドを問題視している。


すなわち消費者の「サンマ離れ」である。総務省統計局の
「家計調査」によると、一世帯当たりのサンマ支出額は
’83年の2065円をピークに低減し、’17年では880円と
最低水準となっているのだ。
  

また、不漁が叫ばれる一方で、スーパーの売れ残りで捨てら
れている数が多いのも事実だ。 


「生鮮にこだわらず冷凍にするなど、まずはそういった
食品ロスをなくしていくべきだと思います。


『庶民の魚』というほど多くの日本人はサンマを欲して
おらず、騒いでいるのは幼少期にたらふく食べていた
おっさんだけです」(松岡氏) 


下魚だったサンマが、高級魚として店頭に並ぶ日も近いか。