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八丁堀の牛タン居酒屋では麦飯をやめました。

2019/09/26

牛タン専門店では、ほとんどの店が麦飯を提供しています。

 

わすけでも最初の頃は仕方なく麦飯でやっていましたが、
いつも疑問に感じていました。


麦飯はパサパサしているのでおにぎりを作れないし、
雑炊を作っても鶏飯を作っても麦が邪魔をして本来の味に
ならないし・・・、


何よりも自分が賄いで毎日麦飯を2回以上食べていると
麦飯を見たくないほど嫌になり、某外食チェーン店で食べる
白米が本当は全然美味しくない程度のコメを使っているのに
それでさえもがとても美味しく感じるようになったのです。


どうしてわすけのご飯は美味しくないんだろうと考えていて、
ある時突然、「麦を入れなければ良いんだ!」と気づきました。
(遅い!!ってね((笑))なんで気づくのが遅いんだろう)

 
麦飯よりも白米の方が絶対に美味しいのです!!!(笑)。

昔の総理大臣だった池田隼人氏が「貧乏人は麦を食え!」と
言って問題になったことがありますが、麦は白米よりも安い
のでコストを下げる為に一定量の麦を入れるのです。

 

さらに麦を混ぜると米の味が美味しいかどうかがわかり
 にくくなるので、安いコメを使うことが可能になります。

牛タン専門店が麦飯を使っているのは60年前に仙台で牛タン
焼きを始めた私の師匠の師匠のこだわりで、貧乏な若者に
安い値段で腹いっぱいの飯を食わせてあげたい。


と言う気持ちでコスト削減の為に麦飯を始めた・・と師匠
から聞いたことがあります。

 

要するに・・コスト削減のために麦を入れただけなのに、
いつも間にか、牛タンにはパサパサした麦飯の食感が合う!
みたいなことになってしまい、今ではどの店も麦飯なのです。
 

お客様の立場から見ても、たまに食べるだけなので牛タン屋
で食べると麦飯も美味しい気分になってしまうだけなのです。


しかも後発の牛タン屋が麦飯にはとろろを付ければ受ける!
と気づいて牛タン+麦飯+とろろっていうのが一つの定番に
なっていますが、牛タンを最初に始めた店は今でもとろろは
やっていません。

 
わすけでは白米にしてからそこそこのグレードの米を使って
きましたが、3年前にランチを辞めたのをきっかけに最高に
高価な『つや姫』という銘柄のおいしい米を使っています。

 

つや姫は10年くらい前に山形県で開発・発売された高価な
米でコシヒカリを超えるといわれるほどのツヤ、甘み、粘り気
のある最高に美味しいお米なのです。

 

昼の営業ををやめて夜だけの営業だと使用量が圧倒的に少なく
なったので値段が高くても平気で使えるようになりました。
 

麦飯ではできなかった「塩むすび」も隠れた人気メニューです。